
定年を迎え、これから第2の人生をスタートするぞ!と色々考えている50代サラリーマンは多いはず
しかし、現実は大変厳しい方が多いとのこと
定年となり、退職金をもらう、年金をもらうタイミングに定年後の生活を左右することがたくさんあります
知識がある、ないで大きく変わることばかり
そんなタイミングで損をしない方法をまとめました
お時間ある方は、お付き合い下さい
■老後を考えると堅実な企業への就職が良い
60歳で退職して100歳まで生きるとすれば、残り40年もの予定があることになります
いったいこの期間を乗り切るだけの老後資金お金用意できている方がどれだけいるのでしょうか
近年、老後資金や年金を増やす方法がしばしば話題にあがります
しかし、それらを実行するにはそれ相応の知識が必要です
定年前後には資産管理、税金、年金、雇用保険や健康保険などお金に関する手続きが山のようにあります
これらの手続きをよくわからずになんとなく適当にやってしまうときちんとお得な方法で手続きした人に比べて1,000万円以上の差を生むそうです
退職金はどのように受け取るのがいいのか
年金はどうすると増やせるのか
死ぬまで経済的に困らないための老後の備えについて考えたいと思います
しかし、近年ではIT企業を中心に退職金制度がない企業が増えています
ただでさえ、この不安定な社会情勢と超高齢化社会になる日本で、安定的な雇用が難しくなる中、ますます老後については真剣に考えなければ、いけなくなりました
普通のサラリーマンの方は、初任給が高い、年収が高いと上辺だけの金額に騙されずに、堅実な企業への就職をされたほうが良いかと思います
■年金額が激減する!?定年前に絶対にやってはいけないこと
人生100年時代と言われる現代老後の暮らしを豊かにするためには、とにもかくにもお金が大事になることは言うまでもないでしょう
老後2,000万円問題という言葉の通り、老後を不自由なく過ごすためには最低でも2,000万円の貯金が必要であると言われています
ちなみに2000万円問題とは夫婦で平均的な年金受給をした際に、旅行や色々な活動などを含めた金額が月間で5万5千円足りない
5万5千円✕12ヶ月✕老後30年=約2000万円
という根拠から2000万円問題としています
つまり、今、退職金制度があり、2000万以上もらえる方には、クリアできてる問題です
一方でIT業界を始めとした退職金制度のない
企業へ努めている方には厳しい現実となります
IT大手のソフトバンク系列、楽天系列は退職金がありません
※楽天は最近、退職金制度を始めましたが、もらえるのは少額です
しかし、日本全体で見ると、事実2,000万円以上の資産を保有する六十歳代の世帯は二人以上世帯で約30%、単身世帯で20%程度だと言われていて、5人中3から四人が老後の資金が足りていないということになります
しかしこれを聞いて焦って怪しい投資などに手を出したりしてはいけません
老後資産を最大化するためにはやるべきこととやってはいけないことがあり、まず老後資産を築くために決してやってはいけないことを三つご紹介します
一つでも当てはまることがあれば、老後に大変な苦労をするかもしれません
■絶対しちゃダメ1 ■ 年金の繰り上げ受給
絶対にやってはいけないことの一つ目が年金の繰り上げ受給になります
ご存知の通り、年金の受給開始年齢は原則的に65歳ですが、申請によって60歳から75歳の間の任意の時期に受取を開始することができます
65歳より前の60歳から64歳で受け取りを開始することを繰り上げ受給と言い、66歳以降の66から75歳で受け取りを開始することを繰り下げ受給と言います
繰り上げ受給では年金が早くもらえるが、受給できる額が減り、六十歳から受給した場合、受給額は24%の減額となってしまいます
一方で 、年金をもらえるのが遅くなる分、受給できる額が増えて75歳まで遅らせると受給額は84%も増額されます
簡単に言えば、早く受け取れば受け取るほど受け取る額は減り、遅く受け取るほど受け取る額は増えるということです
それでは繰り上げ受給と繰り下げ受給のどちらが良いのか、具体的な額で比較してみます
例えば、年金を月15万円もらえる人が60歳まで年金を繰り上げ受給するともらえる額は24%減って、月に11万4千万円になります
逆に75歳まで年金を繰り下げると年金額は84%も増えて月に27万6千円になります
たった15年違うだけで、年額にして200万円近くの差が出てしまうというわけなんです
また年金は一度受け取りを開始すると、その時の受給率が一生続きます
60歳で繰り上げ受給をしてしまうと生涯24%減額された年金を受け取ることになります
逆に75歳で繰り下げ受給をすると生涯84%増額された年金を受け取ることになります
縁起の悪い話ではありますが、繰り上げ受給では長く生きるほど損をします
計算式は省きますが繰り上げ受給では80歳未満で死ねば得をし、それ以上生きた場合は損をすることになります
繰り下げ受給の場合は真逆で長く生きるほど得をするシステムです
具体的には75歳未満で死ぬと損をしそれ以上生きると得をします
そうは言っても、自分の寿命が正確にわかっている人はいないかと思います
そのため繰り上げ受給と繰り下げ受給のどっちが本当に得かどうかは不謹慎ですが、その人が死んでみないとわからないということになります
とはいえ、21世紀の現在は男性は85歳、女性は90歳まで生きる時代です
さらに日本人の寿命はこれからも伸び続けると予想されております
そう考えると.できるだけ長い間、繰り下げ受給を行い受け取れる年金額を増やしたほうが合理的であると言えるでしょう
さてこのような説明を行うと年金の繰り下げを行っている時に病気などで急に金が必要になったらどうするんだよという人がいるでしょう
実はその場合には繰り下げによってそれまで受け取ってこなかった年金を最大5年分を遡って一括で受給することができます
例えば、65歳以降年金を繰り下げている時に68歳の時点でお金が必要になったとしましょうこの場合65から68歳までの3年分の年金を一括で受け取り、以後は65歳時点の年金額と同額を受け取ることができます
また年金の繰り下げ受給はあらかじめいついつまでにと決めておく必要はありません
基本的には繰り下げ待機をしておいて特に何もなければ繰り下げを続けもしもの時には一括で受け取るというふうに自分の状況に合わせて、活用することができます
このようにして考えると年金は繰り下げ受給に圧倒的なメリットがあります
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