株式会社ファミリーマートは、バッテリー交換式小型EVトラックの店舗配送における配送実証を、2022年11月から埼玉県三郷市にあるファミリーマート三郷中央定温センターを拠点としたエリアで開始。EVトラックは、通常、バッテリーの充電に一定の時間を要しますが、本EVトラックでは、バッテリーパックの交換が約3分で可能となるため、今後の商用車におけるEVトラックの普及促進に、大きく貢献することが期待されている。また、本EVトラックの導入で、軽油使用の内燃車と比較して、トラック1台あたり、年間約6.1トンのCO2削減効果が見込まれるとのこと。
バッテリー交換式小型EVトラックの店舗配送における配送実証
・ファミリーマート三郷中央定温センターを拠点とした、埼玉県三郷市と八潮市を中心とするファミリーマートの延べ約80店舗に向けた、1日3便の店舗配送コースにて実施。
・今回の配送実証で運用する車両は2台で、実証期間は2022年11月から2025年3月末までの予定。
・同センターに、バッテリーパック交換ステーションを設置し、本EVトラックのバッテリーパック交換作業を行う。
・本配送実証では、バッテリー交換式小型EVトラックの利便性や実用性(電力費用・航続距離・温度管理)などを検証し、今後の導入拡大について検討。
・そのほか、バッテリー交換ステーションの屋根上に太陽光パネルを設置し、再生エネルギーとの連系についても検証。
ファミリーマートは、商品の店舗配送におけるトラックから排出されるCO2を、2030年に2017年度比30%削減を目標に掲げ、AIを活用した配送シミュレーターの自社開発による配送の効率化や、クリーンディーゼルなどの環境配慮車両の導入など、目標達成に向けた、さまざまな実行可能な施策を進めている。また、EV(電動)トラックやFC(水素を燃料とした燃料電池)トラックの導入、環境配慮型燃料の導入の実験も積極的に進めております。今後も、脱炭素社会の実現に向け、物流部門におけるさらなるCO2削減に取り組んでいる。



◆ファミリーマートの物流部門におけるCO2削減の主な取り組み(①~⑤)
①配送の効率化 | ・効率的なルート設定による配送コースや配送車両台数の削減を進めている。・2022年10月からは、自社開発したAI配送シミュレーターの本格稼働を行い、さらなるCO2の削減を目指している。 |
②クリーンディーゼル車両の導入 | ・既存のディーゼル車両と比べて、CO2の排出量が年間、一台当たり約1トン削減されるクリーンディーゼル車両の導入を進めている。現在、約1000台の車両が走行。 |
③EVトラックの走行実証 | ・2019年1月から、EVトラックの実証実験を行っている。・今回、新たにバッテリー交換式小型EVトラックの配送実証を開始。 |
④FCトラックの走行実証 | ・2021年11月から、愛知県岡崎市でFC小型トラックの走行実証を開始。・2023年1月以降、NEDOの助成事業に参画し、福島県と東京都でのFC小型トラックの導入実験を開始予定。 |
⑤環境配慮型燃料の導入実証 | ・2021年6月から、横浜市内の配送センターの一部車両で、軽油の代わりに、廃食油などを原料とした再生可能資源由来の燃料を、100%使用する実証実験を進めている。 |
◆その他EV車両普及に向けた取り組み
<店舗にEV充電器を設置>
ファミリーマートは、店舗における電気自動車(EV・PHEV)用急速充電器の設置を順次進めている現在、全国の約700店舗に設置されており、コンビエンスチェーンとしては最多。
いかがでしたか?
多くの国では新車販売でガソリン車は禁止になるそうです
一般車だけでなくその波はトラックなど物流業界にも広がるでしょう。今回はSDGSの観点から、大変有意義な実験かと考えます。特に充電時間が3分と大幅に短縮されるのは実用性が飛躍的に上がりますね
これからもファミリーマートさんの取り組みから目が離せません!
ファミリーマート会社概要
ファミリーマートさんは国内コンビニエンス企業としては、国内店舗数で第2位の企業。
全店舗売上高は2兆8,419億円
国内総店舗数は24,923店(国内外、エリアフランチャイズ含む)
日本国内以外にも幅広い国と地域にファミリーマートを出店しています
社名 | 株式会社ファミリーマート |
所在地 | 東京都港区芝浦三丁目1番21号 |
代表者 | 代表取締役 社長 細見 研介 |
設立 | 1981年9月1日 |
資本金 | 16,659百万円 |
社員数 | 連結6,881名(2022年2月末) |
事業内容 | フランチャイズシステムによるコンビニエンスストア事業 |
チェーン全店売上 (国内) | 2,841,976百万円(2022年2月期) |
総店舗数 | 24,923店(国内外エリアフランチャイズ含む)(2022年2月末) |
出店エリア | 海外は現在、主にアジアに向けての海外展開に取り組んでいます。 2019年5月時点での国別店舗数は台湾が3,406店、中国が2,554店、タイが974店、その他の国が456店となっています。 |
ファミリーマートの由来
「お客様とフランチャイズ加盟店、本部とが家族的なお付き合いをしながら、共に発展してゆきたい」という願いから「ファミリーマート」と名付けられたのだそうです。
ファミリーマートの1号店は?
1973年に株式会社西友で小型店の実験第一号店を埼玉県狭山市に開店しました。
ファミリーマートのロゴマークの由来・意味は?
人々に最も親しみを感じさせる色であるブルーとグリーン(ファミリーマートのベーシックカラー)で構成されており、ブルーは都会性・知性・希望・自由を表現し、グリーンは自然(環境保護)・フレッシュ感・若々しさ・清潔感を表わしている。
また、ブルーは「わきでる泉」、グリーンは「樹木の緑」を表わし、組み合わせることで「快適環境」を表現している。
ファミリーマートで行っているサービスは?
ファミリーマートさんは代表的なサービス11個のうち
9個のサービスを展開しています
- 印刷・コピー・スキャン
- ATMで出金・振込・電子マネーチャージ
- 住民票・印鑑証明・戸籍証明書
- 切手・ハガキ
- 写真・証明写真のプリントアウト
- 宅急便
- 商品・小包の受け取りサービス
- 各種チケット発行サービス
- ギフトカード・プリペイドカード
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